幼児の運動教室、
大阪での選び方。
体操・スイミング・サッカー・ダンス・パルクール ── 大阪には幼児(3〜6歳)向けの運動教室がたくさんあります。この記事では、幼児期に本当に必要な運動の条件を先に押さえ、種類ごとの違い、見学で確認する7つの点、費用の見方、鶴見・城東・守口エリアでの通い方まで、幼児クラスを運営する専用施設の立場からまとめました。
迷ったら、
この4つで決める。
| 幼児期に必要な運動 | 特定の技より「動きの種類」。走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がる・投げる・バランスをとる・くぐる、を毎日合計60分以上、遊びの形で(文部科学省「幼児期運動指針」の考え方) |
| 教室の種類の選び方 | 3〜4歳は「動きの種類が多い教室」(体操・運動遊び・パルクール系)から。特定競技(サッカー・水泳・ダンス)は、子どもがそれを「やりたい」と言い出してからでも遅くない |
| 見学で見る7つ | ①順番待ちの長さ ②先生1人あたりの子どもの数 ③失敗したときの声かけ ④床と着地面 ⑤年齢・レベルの分け方 ⑥体験が実際のクラスか ⑦通いやすさ(駅・時間帯) |
| 費用の見方 | 月謝だけでなく「入会金+年会費・保険+用具代+月謝×12」の年間総額で比較する。体験が有料か無料か、入会を急かされないかも確認 |
この記事はPK Guild(大阪市鶴見区・パルクールとアクロバットの専用施設)が書いています。幼児クラスを運営している立場なので、最後に自分たちの教室も紹介しますが、前半は「どの教室を選ぶにしても使える基準」としてまとめました。
「何を習うか」より、
「何種類動くか」。
幼児期(3〜6歳)は、神経系が急速に発達し、体の使い方の土台ができる時期です。文部科学省の「幼児期運動指針」も、この時期は多様な動きを経験すること、毎日合計60分以上、楽しく体を動かすこと、発達に応じた遊びを選ぶことを柱にしています。特定の競技の技術を早く身につけることは、指針では求められていません。
つまり教室選びの最初の問いは「体操かスイミングか」ではなく、「その教室で、うちの子は何種類の動きを、どんな気持ちで経験するか」です。この視点で、大阪で選べる教室の種類を見ていきます。
6種類の違いを、
一枚の表で。
大阪市内・北河内エリアで幼児が通える運動系の習い事を、大きく6つに分けました。良い悪いではなく「育つものが違う」という表です。始めやすい年齢は多くの教室の一般的な目安で、教室ごとに異なります。
| 種類 | 主に育つもの | 向いている子 | 見学で確認したい点 |
|---|---|---|---|
| 幼児体操教室 | マット・跳び箱・鉄棒の基本、体の正しい形、順番を待つ力 | 決まった課題をこなすのが好き、小学校の体育に備えたい | 1人あたりの実施回数(待ち時間)、技の「形」をどこまで求めるか |
| スイミング | 全身持久力、呼吸のコントロール、水への安心感。ベビーから始められる教室が多い | 水が好き、喘息など体質面で勧められた | 進級テストの頻度と子どもの受け止め方、送迎と着替えの負担 |
| サッカー・球技 | 走力、ボール操作、集団の中での判断 | 走るのが好き、友達と一緒が好き、年中〜年長以降 | 幼児クラスが「ボール遊び中心」か「試合形式中心」か。勝ち負けの扱い |
| ダンス・リトミック | リズム感、表現力、人前に出る度胸 | 音楽が好き、体を動かすと笑う、発表の場が励みになる | 発表会の費用(衣装・参加費)、振付の難度が年齢に合っているか |
| 武道(空手・柔道など) | 姿勢、受け身、礼儀と集中 | 落ち着いて取り組める、礼儀を身につけさせたい、年長以降 | 幼児への接し方(厳しさの質)、組手の開始年齢と安全管理 |
| パルクール・運動遊び系 | 走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がるの「動きの種類」、着地と転び方、自分で判断して挑戦する力 | じっとしているのが苦手、公園の遊具が好き、「運動が苦手」と言われている | 着地面がマットか、課題の高さを一人ひとり変えているか、順位や勝ち負けがないか |
3〜4歳のうちは、上の表で「動きの種類」が多いもの(体操・運動遊び・パルクール系)から入り、年中〜年長で子どもが「サッカーがしたい」「泳ぎたい」と言い出したら、そのときに特定競技へ移る・足すのが、運動指針の考え方にも沿った順番です。もちろん、本人が最初から水が大好きなら、スイミングから始めて何の問題もありません。
パンフレットより、
見学の30分。
教室の良し悪しは、ホームページの写真ではなく、見学・体験の30分でほぼ分かります。種類に関係なく使える7つの確認点です。
月謝の差は、
総額で逆転する。
教室の費用は月謝だけでは比べられません。入会金・年会費や保険料・用具代(水着・道着・シューズ・発表会の衣装など)・体験料を含めた「1年目の総額」で並べると、月謝が安い教室が高くなることもあります。比較表を作るときの項目は次の5つです。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 体験(ちびクラス) | 無料 |
| 入会金 | 6,600円 |
| 年会費(スポーツ安全保険込・毎年3月更新) | 2,000円 |
| 月謝 シングル(月4回・50分) | 8,000円 × 12ヶ月 = 96,000円 |
| 用具・発表会 | なし(動きやすい服と飲み物だけ) |
| 1年目の総額 | 104,600円(月あたり約8,700円) |
他の教室も同じ表に当てはめて並べてみてください。月謝が1,000円安くても、用具や発表会で年2〜3万円かかれば総額は逆転します。金額そのものより「何に払っているか」が見えることが大切です。
「通える距離」が、
続く距離。
幼児の習い事は、親が連れて行きます。片道20分を超えると、雨の日・下の子の体調・仕事の都合で欠席が増え、結果として続きません。大阪市東部〜北河内エリアでの考え方をまとめます。
鶴見区・城東区・守口市で習い事を探している方向けには、鶴見区・城東区の子どもの習い事と大阪東部エリアからの通い方にも詳しくまとめています。
動きの種類を、
いちばん増やせる場所。
最後に自分たちの教室です。PK Guildのちびクラスは、01章で書いた「動きの種類」をいちばん増やせるように設計した、3歳6ヶ月〜8歳の50分。走る・跳ぶ・登る・転がる・ぶら下がる・バランスをとる・くぐるを、柔らかいマットと専用の障害物で、遊びの形で行います。順位も勝ち負けもなく、課題の高さは一人ひとりに合わせて変えます。
教室選びで、
よく聞かれること。
幼児の運動教室は何歳から始めるのがいいですか?
3歳前後から通える教室が多く、両足でジャンプができ、簡単な指示が分かるようになる3歳半ごろが一つの目安です。それより前は、教室より公園での外遊びと親子の体遊びで十分です。
運動が苦手そうな子は、どの種類が向いていますか?
勝ち負けや進級テストがなく、課題の高さを一人ひとりに変えてくれる教室です。種類としては体操・運動遊び・パルクール系が入りやすく、見学では「失敗したときの声かけ」を必ず見てください。詳しくは運動が苦手な子の習い事にまとめています。
週に何回通えばいいですか?
幼児期は週1回の教室+毎日の外遊びで十分です。教室の回数より、園や公園で体を動かす時間の合計(1日60分以上)を確保することを優先してください。
体操教室とパルクール、幼児にはどちらがいいですか?
決まった技の形を身につけたいなら体操、動きの種類を増やして「体の使い方」を育てたいならパルクール・運動遊び系です。幼児期の運動指針は後者の考え方に近いですが、どちらも土台は共通で、見学で子どもが笑っている方を選べば間違いません。比較は体操教室とパルクール教室の違いで詳しく書いています。
費用はどれくらいを目安にすればいいですか?
月謝だけでなく「入会金+年会費・保険+用具代+月謝×12」の年間総額で比べてください。種類によって用具・発表会の費用に差が出ます。PK Guildのちびクラスは1年目総額104,600円(体験無料・用具なし)です。
鶴見区・城東区・守口市から通える幼児向けの教室はありますか?
PK Guild(大阪市鶴見区横堤・横堤駅徒歩3分)の3歳6ヶ月〜8歳のちびクラスがあります。京橋から3駅、守口・門真からは京橋乗り換えで通えます。守口市・大東市・摂津市・八尾市の姉妹教室「跳塾」は5歳〜中学生が対象です。
途中で別の種類の教室に変えてもいいですか?
いいです。幼児期は「合わなかったら変える」が正解で、動きの種類が多い教室から特定競技へ移るのは自然な流れです。やめるときは「できなかったから」ではなく「次に行きたいから」という形で終われると、運動への気持ちが残ります。