出張パルクール教室
の呼び方、全部。
小学校・学童・ダンス教室・サークル・イベントに、パルクールやアクロバットの講師を呼ぶには。費用の相場、依頼から当日までの流れ、体育館と器具の条件、安全と保険、講師の選び方まで。
大阪・鶴見のパルクール・アクロバット専用施設 PK Guildが、出張レッスンを受ける側の視点で書きます。
「講師を呼ぶ」は、
思っているより簡単です。
「子どもたちにパルクールを体験させたい」「発表会までにバク転を仕上げたい」「サークルの練習を一度プロに見てほしい」──そう思ったとき、選択肢は2つです。施設へ通うか、講師に来てもらうか。人数が多い、場所が決まっている、日程が1回だけ、という条件なら、来てもらう方が圧倒的に現実的です。
ただ、「出張パルクール教室」「出張アクロバット指導」で検索しても、依頼の仕方や費用の考え方をまとめた情報はほとんどありません。この記事では、受ける側(学校・教室・団体の担当者)が知りたいことを順番に整理します。私たち自身が出張レッスンを提供している立場なので、料金や条件は自分たちの実例で具体的に書きます。
通うのではなく、
来てもらう。
出張レッスンは、専門施設のコーチが学校の体育館・スタジオ・公民館などへ出向いて指導するサービスです。施設に通うクラスと比べると、次のような違いがあります。
| 比較 | 施設に通う | 出張レッスン |
|---|---|---|
| 人数 | クラス定員の範囲(数名〜十数名) | まとまった人数を一度に。クラス単位・学年単位も可 |
| 設備 | 大型ピット・バネ床など専用設備が使える | その場のマット・体育館の器具で行う(内容は環境に合わせる) |
| 回数 | 継続が前提(月謝・都度払い) | 1回だけでも可。行事・発表会前の単発に向く |
| 費用の考え方 | 1人あたりの月謝・都度料金 | 団体で時間あたりの料金+交通費。人数が多いほど1人あたりは安い |
| 向いている目的 | 技を段階的に身につける・長く続ける | 体験会・行事・発表会前の仕上げ・サークルの底上げ |
「バク転を一からしっかり」なら施設、「30人に1回体験させたい」「大会前に3回だけ集中して」なら出張、と覚えておくと選びやすいです。技の段階そのものはアクロバットとは・パルクールとはで解説しています。
誰が、何のために
呼んでいるのか。
「時間で決まる」か、
「人数で決まる」か。
出張レッスンの料金は、大きく2つの決め方があります。時間制(60分いくら、人数は一定まで同額)と人数制(1人いくら)。学校や団体は参加者数が事前に確定しにくいので、時間制の方が予算を組みやすいのが実情です。参考として、私たちPK Guildの料金(税込)を出します。
| 時間 | 料金(税込) | 20名で割ると(1人あたり) | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 60分 | 40,000円 | 2,000円 | 体験会・特別授業1コマ |
| 120分 | 50,000円 | 2,500円 | 基礎+技の指導までひと通り |
| 180分 | 55,000円 | 2,750円 | 複数グループの入れ替え・じっくり |
| 1日 | 70,000円〜 | 3,500円〜 | 学校行事・複数クラス・合宿 |
これに加えて、一般に次の費用が別途かかります。依頼前に「合計いくらか」を必ず見積りで確認してください。
- 交通費 ── 拠点からの実費。近隣なら数百円〜、遠方なら数千円単位。当方の場合は大阪市鶴見区が拠点で、大阪府および近隣が対応エリアです
- 講師の人数 ── 安全に見られる人数には上限があるので、大人数では講師が増えます。当方は基本2名体制、受講者25名を超える場合は3名体制(別途1時間2,000円)
- 器具の準備費 ── マット等を依頼側で用意できない場合、講師側が持ち込むと別途料金になるのが一般的
- キャンセル料 ── 学校行事は天候や日程変更がつきもの。何日前まで無料か、必ず確認を。当方は3日前まで100%返金・前日18時まで50%・以降返金なし
1人あたりに直すと、20名の60分体験で2,000円前後。習い事の体験1回分と同じくらいの水準で、専門施設のコーチが来る──という見方をすると、予算の説明がしやすいはずです。
担当者がやることは、
実は5つだけ。
初めての担当者がつまずくのは「何を伝えればいいか分からない」の一点です。上のSTEP01の8点をそのまま送れば、あとは講師側が質問を返してくれます。当方の出張レッスンページにはコピペ用のテンプレも置いています。
体育館と、
マットが何枚あるか。
出張レッスンの内容は、場所と器具でほぼ決まります。「うちにあるもので何ができるか」を先に把握しておくと、話が早く進みます。
- 場所 ── 体育館・多目的室・ダンススタジオなど、走ったり跳んだりしても安全な広さと天井高のある屋内が基本。屋外は地面と器具の置き場所次第で要相談
- 体操用マット(薄いマット) ── 学校なら大抵ある。パルクールの着地・受け身、アクロバットの土台(倒立・側転・ロンダート)はこれで十分
- エバーマット(厚いマット) ── あるとバク転・バク宙の補助練習まで進める。無ければ回転技は「補助つきの体験」までにするか、講師側の持ち込み(別料金)を相談
- 跳び箱・平均台・肋木 ── パルクールのヴォルト(跳び越え)やバランスにそのまま使える。学校の体育館は実はパルクール向きの器具が揃っています
- 人数と広さ ── 目安として、体育館の半面で20〜25名は無理なく動けます。人数が多い場合はグループを分けて回す構成に
| 器具の状況 | できる内容の目安 |
|---|---|
| 体操マット+エバーマット | パルクール基礎+アクロバットの回転技(バク転・バク宙の補助練習)まで |
| 体操マットのみ | パルクール基礎+アクロバットの土台(倒立・側転・ロンダート)+補助つきの回転体験 |
| 器具がない | パルクール基礎(着地・跳び越え・バランス)中心。回転技は講師側の器具持ち込みで対応(別途料金) |
「危なくないか」に、
担当者が答えられるように。
パルクール・アクロバットと聞くと「危ない」と思われがちですが、危険なのは段階を飛ばすこと・補助がないこと・環境が悪いことの3つで、種目そのものではありません。専門施設のコーチが出張先でやるのは、この3つを潰すことです。担当者として押さえておくべき点を挙げます。
- 段階を飛ばさない ── 着地・受け身から始め、技は「できる形まで分解」して積む。初回で無理な技に進む講師は避ける
- 補助が入る ── 回転技には必ずコーチの補助がつく。参加者同士の補助はさせない(友達補助は事故の元)
- 環境を整える ── マットの位置、周囲の器具、動線。講師が到着後に会場を確認する時間を取る
- 保険と同意 ── 主催者側でスポーツ保険(行事保険)への加入と、保護者の同意書の運用を。講師側の賠償責任保険の有無も確認しておくと安心
- 体調・服装のルール ── 当日の体調確認、アクセサリー・フード付きの服はNG、髪は結ぶ、水分
「安全がすべてに優先する」は、私たちが施設で掲げている誓いのひとつです(指導理念)。出張先でも同じ基準で見ます。逆に言えば、この基準を説明できない講師には任せない方がいい、というのが受ける側の判断材料になります。
60分・120分・1日、
それぞれで何をするか。
「60分で何ができるの?」に答えるための、代表的な組み立て例です。人数・年齢・器具で変わるので、あくまで骨組みとして。
参考までに、私たちが施設で開催したバク転短期教室(2日間)では、完全未経験の参加者全員が初日に一人でバク転に到達しました。専用設備がある施設での例なので出張先とは条件が違いますが、「段階・補助・環境」が揃えば短時間でも到達できることの証拠です。
依頼前に見る、
6つのポイント。
- ① 専門性が明確か ── 「なんでも教えます」より、パルクール・アクロバットに絞っている方が内容は濃い。普段どこで誰に教えているかを見る
- ② 補助ができるか ── 回転技を教えるなら、補助の技術が必須。「補助のやり方も先生に伝えます」と言えるかどうか
- ③ 段階を説明できるか ── 「バク転までにこういう順番で進める」と言語化できる講師は安全。「とりあえずやってみよう」だけの講師は避ける
- ④ 料金の内訳が明確か ── レッスン費・交通費・講師人数・器具・キャンセル規定が事前に全部出ているか
- ⑤ 講師の顔が見えるか ── 誰が来るのか、経歴・指導歴・SNSなどで確認できるか。学校は特に「どんな人が来るのか」を保護者に説明する必要がある
- ⑥ 単発で終わらせない提案があるか ── 「次回までの練習メニュー」や「継続の相談」まで見てくれる講師は、その場だけでなく成果が残る
これは私たち自身が満たそうとしている基準でもあります。コーチの顔ぶれは講師一覧で公開しています。
大阪府および近隣なら、
私たちが行きます。
PK Guildは大阪市鶴見区のパルクール・アクロバット専用施設です。施設で毎週クラスを担当しているコーチが、基本2名体制で出張します。「ギルド講師出張レッスンサービス」の要点は次のとおりです。
担当者からよく
聞かれること。
体育館にマットが少ししかありません。できますか?
1クラス30人でも大丈夫ですか?
費用は全部でいくらくらい見ておけばいいですか?
何日前までに依頼すればいいですか?
ケガをしたらどうなりますか? 保険は?
ダンスの発表会までにバク転を揃えたいのですが
大人だけのサークルでも来てもらえますか?
屋外の公園でもできますか?
施設に来てもらう形もありますか?
から、どうぞ。 団体名・希望日・場所・人数・年齢・目的を、公式LINE または メール(pkgil.staff@gmail.com)で。返信は2営業日以内。相談の段階で料金は発生しません。