捻りまくりWS 開催レポート|捻り技は「数」で伸びる ── 力を入れるタイミングと必要な筋力【講師YUSEI・大阪鶴見】

捻りまくりWS 1人100回ひねる 9/18
WORKSHOP REPORT ── 捻りまくりWS(開催終了)

9人で、
捻りまくった日。

2026年9月18日(金)、捻りまくりWSを開催しました。参加者は9人。
この日は「教わる60分」ではなく、ゆうせいコーチのアドバイスを受けながら、とにかく数をこなす60分。捻りに必要な筋力と、力を入れるタイミングを、回数で体に入れる日にしました。

開催終了・参加9人 初成功 続出 先行案内 受付中
REPORT ── 開催レポート

このワークショップは終了しました。次回のWSの最速告知はInstagram(@pk_guild1)のストーリーズで行います。LINEで「捻りまくりWS 次回希望」と送っていただければ、個別に先行案内をお届けします。

教える日ではなく、
数をこなす日にした。

参加してくれたのは9人。全員が「フルツイストができる人」という条件を越えてきた、捻りをもう1段階上げたい人たちです。

この日のスタイルは、いつものレッスンとは少し違いました。細かく技術を教え込むのではなく、捻りに必要な筋力を強くするために、本当に数をこなすことを目的にしました。ゆうせいコーチは一人ひとりの捻りを見ながら、その場でアドバイスを入れていく。参加者はそれを受けて、また投げる。止まって聞く時間より、跳んでいる時間のほうがずっと長い60分です。

結果として、この日は成果がはっきり出ました。ダブルフルを初めて陸上げ(ピットではなく床への着地)できた人、初めてダブルを回しきった人など、「初成功」がいくつも生まれています。60分、数をこなしただけで、です。

MOVIE ── 当日のダイジェスト(58秒)。投げて、見てもらって、また投げる

なぜそうしたのか。捻り技は、正しい形を身につけることも大事ですが、それだけでは回転は増えないからです。この記事では、当日の考え方をそのまま、「なぜ捻りは数なのか」「数をこなすと何が育つのか」として整理します。ダブルフルやトリプルを目指している人の、ふだんの練習の指針にもなるはずです。

ゆうせいコーチ(主濱 勇誠)
COACH ── この日の講師
ゆうせいYUSEI / 主濱 勇誠
PK Guild メイン講師(火曜・金曜クラス担当)。12歳でパルクールを始め、スクートトリプルフル・コークスクリューなど、ひねり系の大技を主戦場にしてきた案内人。一番苦労した技はクアドフル(4回ひねり)。越え方は「やりまくる」+「自分の動画を見て、どの動きがだめかを確認する」。このWSは、その越え方をそのまま60分にしたものです。
PROFILE ── プロフィールを見る
01
01 ── WHY REPS・なぜ「数」なのか

形だけでは、
回転は増えない。

捻り技には「正しい形」があります。腕をどこに締めるか、軸をどう保つか、目線をどこに送るか。これを知っているのと知らないのとでは、上達の速さがまったく違います。形は大事です。

ただ、形を知っただけでは、ダブルは回りません。理由は単純で、捻りは空中の0.5秒ほどの間に起きる動きだからです。「今、腕を締めよう」と頭で考えてから動いたのでは、もう遅い。考えなくても体が勝手にそのタイミングで動く状態まで持っていく必要があります。そこへ行く道は、数をこなすことしかありません。

数をこなすと、体の中で3つのものが育ちます。

WHAT REPS BUILD ── 数をこなすと育つ、3つのもの
01 ── TIMING
力を入れるタイミング

踏み切りのどの瞬間に腕を引き、どこで締め、どこで開くか。0.1秒ずれるだけで回転は足りなくなる。合う瞬間は、何本も投げた中でしか見つからない。

踏み切り締め開き
02 ── HOW TO USE
力の入れ方

全身を力ませると、逆に回転は遅くなる。入れる場所と抜く場所がある。「ここだけ一瞬、強く」の感覚は、説明では伝わらず、回数の中で体がつかむ。

入れる抜く一瞬だけ強く
03 ── STRENGTH
捻りのための筋力

腕を体に引きつけて締め続ける力、空中で体を一本の棒に保つ力、高く跳ぶ脚の力。回転が増えるほど、必要な力も大きくなる。

引きつける力体幹脚のバネ
BASE
とりあえず、数を捻る
3つとも、説明を聞いても身につかない。投げた本数の分だけ育つ。
02 ── TIMING・力を入れるタイミングと入れ方

ずっと全力、では
回らない。

回転が足りないとき、多くの人は「もっと力いっぱい回そう」とします。でも、最初から最後まで全身に力を入れると、肩が上がり、腕が体から離れ、踏み切りの高さも落ちます。結果、回転はむしろ遅くなります。

捻りの力は、「入れる瞬間」と「抜く瞬間」の切り替えでできています。

01踏み切り ── 脚に全部使うまず上に跳ぶ。ここで捻りを急いで体を回し始めると、高さがなくなり、軸も倒れる。上半身は力まず、脚のバネに集中する瞬間。
02上がりながら ── 腕を一気に引きつけるここが「入れる瞬間」。広げた腕を体の軸にすばやく引き寄せると、回転が一気に速くなる。フィギュアスケートのスピンで腕をたたむと速く回るのと同じ原理。
03空中 ── 締めたまま、体を一本に保つ力むのではなく「ほどけないように保つ」。腰が折れたり反ったりすると、回転の勢いが逃げる。ここで効くのが体幹の力。
04着地前 ── 開いて、回転を止める腕を開くと回転にブレーキがかかる。開くのが早いと回転不足、遅いと回りすぎ。床を目で捉えて開くタイミングも、本数でしか合ってこない。

この4つの切り替えは、文章で読めば「なるほど」と思えます。でも空中でその通りに動けるかは別の話です。1本投げて「今のは締めが遅かった」、もう1本投げて「今のは合った」。この当たりと外れの経験を大量に積むことで、体が正解のタイミングを覚えていきます。WS当日、コーチのアドバイスを短くして本数を優先したのは、このためです。

PK Guildの大型ピットマットの前で宙返りをする練習生
PIT ── 失敗しても沈むだけの床があるから、数を投げられる
03
03 ── STRENGTH・捻りに必要な筋力

技術の前に、
力が足りていない。

「形は分かっているのに、ダブルが回りきらない」。この状態の人は、技術ではなく筋力が足りていないことがよくあります。捻りは軽やかに見えますが、実際はかなり力を使う動きです。

速く回っている体には、腕や脚を外へ引っぱる力がかかります。回転が速くなるほど、その力は強くなる。つまりダブル、トリプルと回転を増やすほど、腕を締め続けるのに必要な力も大きくなるのです。力が足りないと、空中で腕がじわっとほどけ、回転が途中で失速します。本人は締めているつもりでも、動画で見ると開いている。これは意識の問題ではなく、筋力の問題です。

必要な力足りないと起きることなぜ数で育つのか
腕を引きつけて締め続ける力(胸・背中・腕)回転の後半で腕がほどけて失速する。ダブルの「あと半回転」が足りない捻りの中でしか使わない力の出し方なので、捻った本数がそのままトレーニングになる
体を一本の棒に保つ力(体幹)空中で腰が折れる・反る。軸がぶれて、着地が横にずれる回転中に姿勢を保つ負荷は、実際に回らないとかからない
高く跳ぶ脚の力(踏み切り)高さが出ず、空中にいる時間が短い。締めが速くても回りきる前に床が来る踏み切りを繰り返すこと自体が、跳ぶ力の練習になる

腕立てや腹筋などの筋トレももちろん役に立ちます。ただ、捻りで使う力は「その動きの中で、その瞬間に出す力」です。いちばん効く筋トレは、捻りそのものを何本も投げること。今回のWSを「捻りに必要な筋力を強くするために数をこなす日」にしたのは、この考え方からです。

04 ── FORM・それでも、形は大事

崩れた形で積むと、
崩れたまま固まる。

「数が大事」は、「形はどうでもいい」という意味ではありません。間違った動きのまま100本投げると、その間違いが体に定着します。だからこの日も、コーチは本数を止めない範囲で、一人ひとりにアドバイスを入れ続けました。見るポイントは、ほぼ次の3つです。

原因起きていること直し方
① 抱え込み(締め)が遅い・緩い踏み切りで腕が開いたまま上がり、締めるのが最高点を過ぎてから。回転が始まる前に落ち始める踏み切り直後に腕を体の軸に引き寄せる。「上がりながら締める」を意識して本数を積む
② 軸が倒れるひねりを「体を斜めに倒して」作ろうとしている。縦の回転と横の回転が混ざり、着地が横にずれるまず縦に高く跳ぶ。ひねりは腕と肩で「上で」作る。斜めになっていないか動画で確認
③ 目線が切れない床を早く見ようとして頭が先に回り、体がついてこない。または最後まで床を見ず、開くタイミングが遅れる目線を「ひねりの方向に先行させて、着地の直前で床を捉える」に統一

順番にすると、こうなります。形を1つだけ意識する → 数を投げる → 外から見てもらう(または動画で見る) → 直す点を1つだけ決める → また数を投げる。一度にいくつも直そうとしないのがコツです。ゆうせいコーチ自身がクアドフルの壁を越えたのも、「やりまくる」と「自分の動画を見て、どの動きがだめかを確認する」の往復でした。

05
05 ── PRACTICE・ふだんの練習に持ち帰る

自分で数を積むときの、
5つの約束。

WSは60分で終わりますが、捻りが変わるのはその後の積み重ねです。フリトレなどで自分で数をこなすときは、次の5つを守ってください。

  • 安全な床に向かって投げる ── 数をこなせるのは、失敗しても沈むだけのピットマットやバネ床があるから。硬い床や屋外で回数を稼ごうとしない
  • 意識するのは1本につき1つ ── 「今日は締めの速さだけ」と決める。3つ同時に直そうとすると、どれも変わらない
  • 10本に1回は動画で見る ── 空中の自分は自分では見えない。感覚と実際のズレを、こまめに確認する
  • 形が崩れ始めたら、そこで止める ── 疲れて高さが落ちた状態で続けると、崩れた動きが定着し、ケガにもつながる。数は「良い本数」で数える
  • 1日で詰め込まず、続ける ── 筋力もタイミングも、1日では完成しない。週に何度か、少しずつ本数を積むほうが伸びる

PK Guildのフリトレ(火・水・金 20:00〜22:00)は、5m×6mの大型ピットマットと14m×9mのバネ床を自由に使える時間です。まだフルツイストが回っていない方は、アクロクラスで土台を作るところから。ひねり系の階段の全体像はダブルフルまでの道アクロバット技一覧にまとめています。

06 ── ARCHIVE・開催記録

今回の
開催概要。

開催日2026年9月18日(金)18:50〜19:50(60分)
参加者9人
当日のスタイルコーチのアドバイスを受けながら、捻りに必要な筋力の強化を目的に、とにかく数をこなす
この日の成果ダブルフルの初の陸上げ、初めてのダブル成功など、初成功が複数
料金会員 2,000円/非会員 2,500円(お支払いは当日現金)
講師ゆうせいコーチ(主濱 勇誠・メイン講師)
対象フルツイストができる人(会員・非会員は問いません)
場所PK Guild(大阪市鶴見区横堤5-6-13・横堤駅徒歩3分)。5m×6mの大型ピットマット・14m×9mのバネ床
次回の最速告知Instagram(@pk_guild1)のストーリーズで最初に告知します
個別の先行案内公式LINEに「捻りまくりWS 次回希望」とメッセージを送信

アドバイスWSは、
これからも開きます。

今回、数をこなすスタイルで成果がしっかり出たので、こうした「アドバイスWS」(コーチのアドバイスを受けながら、とにかく数をこなすWS)は、今後も開いていく予定です。技術を一から教え込む通常のWSよりも、少し参加しやすい料金で開催します。捻りに限らず、「形は分かっている。あとは数と、外からの目が欲しい」という人のための時間です。

次回の日程は未定です。内容・料金は決まり次第お知らせします。

07
07 ── FAQ・よくある質問

捻りの練習の疑問に、
答えます。

形が固まっていないのに、数をこなしても大丈夫ですか?

直す点を1つ決めたうえで数をこなすなら大丈夫です。危ないのは、何も意識せず、誰にも見てもらわずに本数だけ積むこと。崩れた動きが定着します。コーチや仲間に見てもらうか、動画でこまめに確認しながら進めてください。

捻りのために、筋トレは必要ですか?

役に立ちますが、いちばん効くのは捻りそのものを何本も投げることです。捻りで使うのは、腕を引きつけて締め続ける力、空中で体を一本に保つ力、高く跳ぶ脚の力。どれも「その動きの中で出す力」なので、実際に捻った本数がそのままトレーニングになります。

力いっぱい回しているのに、回転が増えません。

最初から最後まで全身に力を入れると、肩が上がって腕が体から離れ、かえって回転は遅くなります。踏み切りは脚に集中し、上がりながら腕を一気に引きつけ、空中は締めたまま保つ。力を入れる瞬間と抜く瞬間の切り替えを、本数の中でつかんでください。

1日に何本くらい捻ればいいですか?

決まった本数はありません。目安は「形が崩れ始めたら止める」こと。疲れて高さが落ちた状態の本数は、上達にもつながらず、ケガの元にもなります。1日で詰め込むより、週に何度か続けて積むほうが伸びます。

フルツイストがまだできませんが、参加できますか?

このWSは「フルツイストができる人」が対象でした。まだの方は、アクロクラスやフリトレでフルツイストまでの土台を作ってから、次回の機会にぜひ。

次回はいつですか?

日程は未定ですが、今回成果が出たため、こうしたアドバイスWSは通常のWSより少し安めの料金で今後も開いていく予定です。決まり次第、Instagram(@pk_guild1)のストーリーズで最初に告知します。LINEで「捻りまくりWS 次回希望」と送っていただければ、個別に先行案内をお届けします。

次回の告知は、
Instagramが最速。
アドバイスWSは、通常のWSより少し安めの料金で今後も開催予定です。WSの開催情報は、いつもInstagramのストーリーズで最初に告知しています。フォローして見逃しゼロに。LINEで「捻りまくりWS 次回希望」と送っていただければ、個別の先行案内もお届けします。
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